一杯のかけそば

数十年まえに 「一杯のかけそば」 という話が流行ったことを覚えているでしょうか。

私の店でも似たような話があります。と、云っても感動ではなく、単なる節約です。

2人の幼子を連れたその母親はテーブルに座ると私に注文しました。

すみません、クリームソーダひとつ下さい。

ハイと差し出すクリームソーダ、そして母親は、すみません、お皿1枚貸して下さい。

一人の子にはアイスクリームを、もう一人にはソーダ水を、そして母親は氷を食べながらたばこに火をつけるのでした。

皆さんがこのような節約をしたら店は儲かりませんが、節約の知恵とはこの様にするのでしょうね。

洗った様なお皿

あまりにもきれいなので、そのまま片付けてしまおうと思ったそのお皿は、実は今アイスクリームを出し、戻って来た皿だった。

お母さんと小学生低学年のその子は、ていねいに、ていねいにお皿をきれいになめてくれました。そのお皿はいつもよりきれいに輝いていましたが、私はいつもより丁寧によく洗いました。

なめたようなお皿は、綺麗なのでしょうか?それとも、汚いのでしょうか?

貴方はどう思います (^_^;)

初めてのアルバイト

長年喫茶店を経営してると変わったお客も多いが変わったアルバイトも多い。

午前中バイトをして食事休憩の後消えてしまった女の子(後日バイト代を取りに来たのにはおどろいた。)

サラリーマン家庭の人に多いのが いらっしゃいませ! が云えない子。

最初の一言を口から出るまで2日かかりました。そんなアルバイトが今までに二人はいました。

そしてお客さんにアイスティーを頭からかけてしまい、その場で泣き出してしまった女の子。

バイトを始めたその日に親が来てこんな所で働くんじゃないお前は勉強が仕事だ!と

連れ帰ってしまった親(こんな店で悪かったね、働く事だって勉強だい!)

いろんな人がいましたね。

初代アルバイトの ”かめちゃん” 懐かしいけど今連絡も取れませんね。

もし、これを見て あ!俺だと思ったら連絡ちょうだい!

突然に響く渡る罵声

なにジロジロ見てんだよ!このババー!!

突然に響き渡るその声は20歳より若いかなと思われる女性。

そしてその相手は50歳位の怖いもの知らずのおばさん。

偶然に隣合わせに座った2組は世に云う ”つっぱりねーちゃん&オバタリアン”

沈黙のにらみ合いの対戦結果はオバタリアンの退場でつっぱりねーちゃんの勝ち、

そして勝者の捨てセリフは ”ざーけんじゃネぇよ!!”

こわい! と云うか、このねーちゃんがいずれオバタリアンになるかと思うと・・・

仲々見栄えのするおもしろい場面でした。

試してみるのもいいけど

飲み物も組み合わせによってはいろいろなバリーエーションがあります。

なかには変わった注文もあって、レモンスカッシュのフロートとか、

かき氷のイチゴにあずき入れてとか、コーラをホットにして (これは実際にメニューとしてあるみたいですね、やってみたけどあまりうまくなっかたな)

ミルクセーキをホットでとか、ちょっとかんべんして、というのがホットミルクに生玉子全卵、飲むときに卵白がズルズルと音を立てました。思わず ウッ!

気持ち悪い!

私はすけべ親父じゃない!

いらっしゃいませ!

とお客さんに水コップを差し出す私とお客様の位置関係は上からのぞき込む位置になってしまう、それはしょうがない。

残暑残る暑い日、その薄着の女性客は来ました。

いつもの様に水コップを差し出し、いらっしゃいませ!

わぉ!ノーブラだこの人、丸見え と思った瞬間、その人は顔を上にあげると目と目が合ってしまいました。

その人はとっさに胸を腕でおさえ胸を隠すのでした。

そしてその時のその人の目は ”スケベ!!”と云う目でした。

それは確かに見えましたが、自分で見せといて、明らかに私をスケベ扱いした貴女、

私はくやしーい!!

どこからともなく聞こえる声

酔っ払いの話はいろいろありますが、これもその一つ。

店に入るなり酔っぱらっていると分かる人。

でもその人は静かなのでそのまま席へ着くと珈琲を注文、

そして、トイレへ。しばらく出てこないが気にもならずにいました。

と、どこからか聞こえる声、でも何を云っているか分からない。

外から聞こえるのか?遠くから聞こえるのか?

他の客と顔を見合わせながら、何だ!?

ふとトイレの方に耳を寄せると、

カミー、カミー、紙がなーい!!おーい おーい かみー!

え!と思ってトイレのドアを開けると、二重ドアの中ドアを鍵も掛けずに、

完全にお尻がオープンされた状態でその男は仁王立ち、

中ドアーを閉めていれば何も見えないが、開いていた為、

店中の客がその男の尻に視線を集める事態になってしまった。

あわてて閉めたが男はまだ云うのでした、おーい紙がなーい!おーい!

ちなみに紙はすぐ手のとどく棚に置いてあったが、

酔っ払った男には目に入らなっかた様です。

仕方なく、私がトイレットペーパーを手渡しその男は静かになりました。

そこまで云わなくても

商売柄お客様より郷土の土産をよく戴きます。

ある日の昼下がり、戴き物のお土産ですけど食べません?と、お菓子を差し出す物静かな女性客、それは浅草銘菓と書かれたちょっとアンティック風の包み。

いつもすいません、いただきます!

その女性は店の隅の席に座って読書にふっけていました。

そこへ、いつもにぎやかな女性客、カウンターに座るなり、

なに、このお菓子、ださい包み、食べてもいい?

どうぞ!食べて。私は目配りをしながらそこの人がくれたと云おうとするが聞く耳もたずのその人は、なにこれ不味い!

ださくて不味くてひどいお菓子。誰、こんなの持ってきたの、田舎臭い!!カッペね!!とまくし立てて、ささっと帰ってしまいました。

あ然とする私に、隅の席に座る女性は・・・・

何もそこまで云わなくてもいいじゃない。ひどいわ!

口は災いのもと、ご注意下さい。

教訓!寝た子は起こすな

酔っぱらいは嫌いだ。それは前にも云いましたが。

でも知人ではそうも言えない。

若いのだから飲み過ぎもありますよね。身体には良くないが。

その日も飲み過ぎてカウンターで寝込んでしまった若者。

夜も更けてそろそろ閉める時間、おい、そろそろ閉めるぞ!起きろ!

揺すってみるが起きない、おーいおーい、起きろ!

それでも起きない、最後に腕をもって家まで車で送るから起きろ!と、

起こした瞬間、ウグゥ!ゲロゲロ・・・・グゥグゥゲロ・・・

私も一緒にゲロまみれ、

それ以来寝た子は起こさなくなりました。と云うより起こせなくなりました。

若い営業マンの失敗

喫茶店のお客さんにはいろいろな性格の人がいらっしゃいます。

おもしろい人、静かな人、そして怖い人。

よせばいいのにその営業マンは・・・

マスター!自動販売機置いてくれませんか。

ごめんね!うちはそういうのはいらない!他当たって。と断ると、

若い営業マンは食い下がって、そこをなんとかお願いします。

でも、いらないよ。と、やりとりしている時にカウンターに座る初老の男性。

いらねぇといってるだろ!しつこいんだよ!と横やり。

その営業マンはうるせんだよ、お前なんかに聞いてねぇよ!!

さぁ大変、その人は元ヤクザ、傷害事件で何度も警察にお世話になってる人。

今でも若い者には負けないと自負する怖い人。

そのまま、表に2人で出て行くと。外で大喧嘩。

若い方も負けない勢い、大声で始まってしまいました。

営業の上司と私はあわてて止めに入って、何とかその場は収まりました。

やっぱり人は見て話をした方がいいと思います。